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映画「はやぶさ/HAYABUSA」を見てきました。

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思い入れの違いでいろいろ、評価が分かれるでしょうけど、
「はやぶさ」は、打ち上げから帰還までずっと知っていたことから、「セミフィクション」になっていても、あらすじを知っているわけです。かといって、完全なドキュメンタリーにしても、延々と7年間の運用を見るわけにもいかないでしょうから、個人的にはいいバランスだったと思います。

なにより、あくまで「フィクション」なのに、その似方が半端ないところにキャスティングの妙があります。

佐野史郎かっこよすぎる。(もともと川口先生のファンでもあるけれど)
仕草まで完璧に演技に取り込んでます。

仕事上、予算獲得や漁業交渉、管制室なども数多く経験しているので、ちょっとしたカットのこだわりに「ほんと、現場はこうだよなー」と感心してしまいました。

コマンダーの中村さん(NECネッツエスアイの実在の方にそっくりな方)
「3,2,1,送信しましたー」
かなり本物です。実際あんな感じです。
富士通さんとか、とにかく作業着はそのままですね。
びっくりするほどそのまま。

http://www.nec.co.jp/ad/hayabusa/story/04/03.html

管制室の見学窓に日々並んでいくリポDのビン。
実際あんな感じです。

電電明神宮のお札。
電気・電子・電波の神様です。
実際あんな感じです。

ドラマ・映画で、NASAの管制室はよくできていますが、日本の管制室であそこまでリアルなものは、いままでの映画でないと思います。

行方不明になるシーン。
実際には前日から挙動がめちゃくちゃで、データの信憑性すらわからなくなっていたみたい。
当時の運用日誌(本物)を国立科学博物館で見ました。
「データは本当か?」とか「行え不明になる」とかメモが見られます。
翌日、臼田局メンテのため終了、悲しい...

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小道具には若干、7年前にないモノがあったりしますが、そこはご愛敬で。

ずっと泣きながら見ました。
はやぶさを知っている人なら、見て損はない映画です。

序盤は、良い流れ。サスペンスな感じ。
撮り方もうまい。
中盤からは、ややダラダラ。言いたいこともあるとは思うけど…
終盤は、あれーって感じで終了。爆発のCGはちょっとがっかり。

エンジニアとしてこの映画を見るに、飛行機の構造として、あんなに天井裏やマシンルームに余裕があることはないだろうという点と、途中で配線をいじって酸素マスクを落としたり停電させたりするのだが、1900年代の電話交換機よろしくジャックで配線がつながっていて、あり得ない感満載。
コンピュータ制御の旅客機では、多分、保守コンソールから telnet するような感じであれば正規の方法以外でシステムを制御できるかもしれないが、配線引きちぎって接続替えるだけで誤動作させるなんざ出来ないはずで。

↑名探偵コナンでは埠頭に着陸したりしていたので、そちらと比べればたいした問題ではないけどね…って比べる対象が違うか。

主役のジョディ・フォスターはエンジンの設計士との設定だが、大規模システムでは一コンポーネントの責任者が全てを知り尽くすことはなく、マニアックに設定するのであれば試験チームのエンジニアとかでないと航空機システム全体を知ることは出来ないのじゃあないでしょうかね。

まぁ、話の大筋は皆知っているけどオチが分からないこの映画、そういう意味ではDVDを借りるまでオチを知ることがなかったわけで、逆にいえば知ってしまったら見る必要が無くなっていたでしょう。

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