ORACLE / 8.1.7


Pentium4マシンにOracle8i 8.1.7 on Windows

本メモの目的

Pentium4マシンにOracle8i 8.1.7 Client for Windows をインストールしようとすると、インストーラすら起動しない不具合が発生する。
本ドキュメントでは、問題の回避方法を記述する。

この問題は,CD-ROMに入っているJavaのランタイム(JIT:Just In Time compiler)に関するバグであるが,Oracle9i等のCD-ROMでは問題ない(らしい)

1. install フォルダをコピーする

  • CD-ROMのinstallフォルダをハードディスク上の任意の場所にコピーする。ここではC:\tempにコピーするものとして進める。

2. oraparam.ini を編集する

  • C:\temp\install\oraparam.ini を開く。
[Oracle]
DISTRIBUTION=TRUE
SOURCE=../stage/products.jar
LICENSE_LOCATION=
JRE_LOCATION=../stage/Components/oracle.swd.jre/1.1.7.30/1/DataFiles/Expanded/jre
OUI_LOCATION=../stage/Components/oracle.swd.oui/1.7.1.9.0/1/DataFiles/Expanded
JRE_MEMORY_OPTIONS=-mx96m
DEFAULT_HOME_LOCATION=\oracle\ora81
DEFAULT_HOME_NAME=OraHome81
NO_BROWSE=
HLP_LOCATION=
EWT_LOCATION=
NLS_ENABLED=TRUE
BOOTSTRAP=FALSE

[IMAGES]
FILE1=images/o8i_1.gif
FILE2=images/o8i_2.gif
FILE3=images/o8i_3.gif
FILE4=images/o8i_4.gif
FILE5=images/o8i_5.gif
FILE6=images/o8i_6.gif
FILE7=images/o8i_7.gif
FILE8=images/o8i_8.gif
  • 下記の部分を...

JRE_LOCATION=../stage/Components/oracle.swd.jre/1.1.7.30/1/DataFiles?/Expanded/jre
OUI_LOCATION=../stage/Components/oracle.swd.oui/1.7.1.9.0/1/DataFiles?/Expanded
JRE_MEMORY_OPTIONS=-mx96m

  • JREのパスをCD-ROMドライブ(ここではQドライブ)に変更する。
  • OUIのパスをCD-ROMドライブ(ここではQドライブ)に変更する。
  • JREのオプションに、nojitを付ける。

JRE_LOCATION=Q:/stage/Components/oracle.swd.jre/1.1.7.30/1/DataFiles?/Expanded/jre
OUI_LOCATION=Q:/stage/Components/oracle.swd.oui/1.7.1.9.0/1/DataFiles?/Expanded
JRE_MEMORY_OPTIONS=-nojit -mx96m

3. インストール

  • C:\temp\install\win32\setup.exe を実行する。
  • 「ファイルの場所」ダイアログで、ソースのパスが誤っているので、Q:\stage\products.jarに変更する。
  • その後、インストールは進んでいくが、Net8 Configuration Assistant が失敗する。失敗はするものの、ファイルのコピーは正しく終了しているため、インストーラを終了する。

4. CLファイルの編集

インストーラと同様、アプリケーションにも -nojit オプションが必要である。

  • HOMEディレクトリ以下から *.CL ファイルを検索し、先頭の Command=("C:\Program Files\Oracle\jre\1.1.7\bin\jrew" -classpath "; を、Command=("C:\Program Files\Oracle\jre\1.1.7\bin\jrew" -nojit -classpath "; と修正する。

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